
2010年03月25日
万葉集へ思い

私にとって、私たちの地域にとって奈良は特別な場所でもあります(^-^)
袖ケ浦は昔、望蛇布と言う今でいうところの紙を収めていた関係もあり、奈良との繋がりはとても強いものでした、いまでも袖ケ浦には奈良輪と言われる場所が残るくらいですし、古事記にも出てくるかなりの昔から奈良との関係があったと思われます(*^_^*)
私たちのご先祖様は約400年前に京都から移住して来ましたが、元々は奈良から京都へ遷都のさいに一緒に移動してきた様です。
地元の名字の中に奈良発祥の名字があるのもそのひとつです。
初めて奈良に行った時には、私の遺伝子の中にしまわれていた記憶がよみがえったかの様に初めて来た場所とは思えない懐かしさを感じていました。
そして、奈良と言えば万葉集を思い浮かべます(^-^)
約1200年前の私たちのご先祖様が書いたであろう歌を耳にする度に、奈良がまだ都だった当時の事を思い浮かべてしまうのは私だけでしょうか?
NHKオンライン | 日めくり万葉集
http://www.nhk.or.jp/manyoushuu/
原:神代より 言ひ伝て来らく そらみつ 大和の国は 皇神の 厳しき国
言霊の 幸はふ国と 語り継ぎ 言ひ継がひけり・・・
訳:神代の 昔から 言い伝えるには 大和の国は 神が威厳をもって守る国
言霊が幸いをもたらす国と 語り継ぎ 言い継いできた
原:み空行く、月の光に、ただ一目、相(あい)見し人の、夢(いめ)にし見ゆる
訳:空を行く月の光でただ一度だけお会いした人が、夢にでていらっしゃるんです。
原:霞(かすみ)立つ、春の長日(ながひ)を、恋ひ暮らし、夜(よ)も更けゆくに、妹(いも)も逢(あ)はぬかも
訳:霞(かすみ)の立つ春の長い一日を、恋しい思いで暮らして、夜も更けてきたのに。(あぁ)あの娘(こ)が現れてくれないものかなぁ〜。
原:妹(いも)が目の、見まく欲しけく、夕闇(ゆふやみ)の、木の葉(は)隠(ごも)れる、月待つごとし
訳:あの娘に逢いたいと思う気持ちは、夕闇に木陰からなかなか出てこない月を待つような気持ち。
原:天の川 川門に居りて 年月を恋ひ来し君に
訳:今夜逢へるかも天の川のほとりに立って、1年間、ずっと恋慕ってきたあなたに今夜、やっと会う事が出来ました
万葉集
http://www.youtube.com/watch?v=MwTNvmBuMh0
日めくり万葉集
http://www.youtube.com/watch?v=p6nseABFBwM
http://www.youtube.com/watch?v=cu2P0QTJmYQ&NR=1
昔の人たちの思いはいまと同じですねヽ(´▽`)/
Posted by 白くま at 06:25│Comments(0)