
2010年04月25日
写真展*生きるって

昨日はゆきさんから、ご紹介のあった、昨日「日本初」と書きましたが「世界初」の全盲ろうで東京大学先端科技術研究センター教授になられた福島 智さんのお話を聞かせていただきました(*^_^*)
今回はその他には第1部として「この10年〜様々な挑戦〜」と題しまして
「人を動かすのは感動」を実践する「やねだん」リーダー・・・豊重 哲郎さん
世界初の盲聾の大学教授(東京大学先端科技術研究センター)・・・福島 智さん
「うそをつかない医療」「患者と医療者の架け橋」を実践中の・・・豊田 さん
「たまゆら」の被災者にも個室と居場所で支援している山谷・ふるさとの会の創始者・・・水田 恵さん
のお話を聞かせていただきました(*^_^*)
ご登壇された、みなさんは全て先駆者の方々で、お話が型にはまってなくて独創的で聞いていて、とても勉強になりました(^-^)
でも、やはりないものを始めるのですから、みなさんがそれぞれに苦労もされていて、それを前向きに受け入れながら活動を続けている姿に感動をおぼえましたヽ(´▽`)/
みなさんのお話を書かせていただきたいのですが、書いたら物凄い長文になりますので、今回は、ゆきさんからもご紹介のあった福島さんのお話を少しさせていただきますね♪
今回、ご登壇される方々に与えられた講演の時間は15分でしたので、詳しくお話を聞くのは時間が足りないと思っていましたが、15分でも十分すぎるくらいの濃い内容でした。
まず、以前にNHKで爆笑問題の出演で放送された福島さんを紹介する番組が流されて、そのあとに福島さんご本人がお話をされました。
福島さんは3歳で右目、9歳で左目を失明、18歳で全聴し全盲ろうとなりました。
その後は全盲ろうでは初めての大学進学、そして都立大学人文学部助手・金沢大学教育学部助教授などを経て現在に至っています。
こんな堅苦しい肩書きを書くと「お堅い人なの?」って思われますが、全然逆で、ユーモアがあって「おやじギャグ…いえいえ!楽しいお話を交えて」のお話はためになりました。
昨日、お話なさったほぼ同じ内容が、今年3月10日に発売された福島さんの著書
生きるって
人とつながることだ!
全盲ろうの東大教授・福島 智の手触り人生
から、少しご紹介させていただきますねm(__)m
・運命を使命に変えた男の軌跡
「俺にもし生きるうえでの使命というものがあるなら、それを果たさなければならない。
そして、それをなすことが必要ならば、この苦しみのときをくぐらなけばならないだろう。
俺の使命が、この苦しみがあって初めて成り立つものだ、と考えることにしよう」
とても、素敵な言葉です。
本当の苦しみを潜り抜けてきたからこそ言える言葉ですね。
そして、もうひとつ
人間は一人ひとり異なる性質や条件をまとって生きている。
しかも本質的にばらばらであり、孤独な存在だ。
それでも人はみな、どうにかして互いに離れ離れにならないように、いつも必死で誰かの手を探し求めながら、暗黒の宇宙を旅している。
こうした私達人間一人ひとりを最後の部分でつなぎとめる「命綱」が、心に響くコミュニケーションなのではないかと感じている。
やはり最後は「心に響くコミュニケーション」なんですね。
うわべだけの心のない自分の肩書きや名誉のためだけの活動ではなくて「何か私にさせて下さい」と心から自然と湧いてくる、そんな本来、人がもっている「おもいやり」の心から出た活動には人を感動させ、人の心を動かすものがあると思っています(*^_^*)
実は会議が終了してから福島さんとプレスセンターのエントランスで、お会いして少しお話をさせていただき、握手を交わして「頑張ろう!」と言葉を交わしました^ー^)人(^ー^
福島さん手は、私の手から何を感じで下さったんでしょうね♪
私は福島さんの手から「本当の強さ」を感じることができました(*^_^*)
あと、今回も呼んでいただいた、大熊由紀子先生(ゆきさん)が新しい本を発売しました。
物語
介護保険 上
いのちの尊厳のための70のドラマ
岩波書店
帯に書かれている事を少しご紹介しますね。
介護保険制度は、崖の上に、危ういバランスで、やっとのことで建てられた家に似ています。
「3つのもし」という表現が本書には何度かでてきますが、そのような偶然や人のつながりがなければ、日本の福祉は、いまも救貧の制度にとどまっていたかもしれません。
こうして、みなさんがひととのつながりで動いているんですね♪
昨日は、会議が終わってから29日からの写真展に作品を出展して下さる事になったHPS患者の会のヨハンナさんにお会いして、夕食をいただきながらお話を聞かせていただき、気が付けばお店の閉店時間の23時になっていました(;^_^A
ヨハンナさんも、福島さんを以前から知っていらして、以前に出版された「渡辺荘の宇宙人-指点字で交信する日々」を読んでいて「白くまさん羨ましい〜♪」と言って下さいましたヽ(´▽`)/
今回ヨハンナさんに出展いただくのは「切り絵」で、ヨハンナさんと私も大好きな新撰組の土方歳三最期を描いたものをお借り致しました。
それと先月ニューヨークで開催された『HPSカンファレンス』の当事者のみなさんとの集合写真をお借り致しました。
今日は、まだ錦糸町のホテルですので、これからヨドバシに寄って写真展に必要な備品を購入したら早めに帰りますねo(^-^)o
今回も多くの素敵な出会いをいただきました。
あと5月12日の講義でつけるリラックマのネクタイを買っちゃいました゜+。(*′∇`)。+゜
Posted by 白くま at 09:56│Comments(0)